転職活動においては、いかに情報をうまく活用できるかが成否を分ける重要なポイントとなってきます。求人情報の量を充実させるのはもちろんのこと、質の充実も欠かせません。そのため、求人探しでは複数のチャンネルを確保したうえでの情報収集が必須です。そんな求人の探し方のまず筆頭となるのが、求人サイトや就職・転職情報誌です。手軽に見つけられるという点ではもっとも適しているでしょう。とくに地元の求人を探したいときに、地域密着型の職場を探すのに適しています。デメリットは、誰でも手軽にチェックできるので、掘り出し物の求人が少ない点が挙げられます。

地元の求人探しといえば、もうひとつ有力な候補となるのがハローワーク(職業案内所)です。地元の企業、とくに中小企業からの求人が多く、しかも担当者から情報提供などのサポートを受けることができます。さらに、転職前にスキルを身につける職業訓練を受ける機会も得られます。デメリットは、どうしても公的な機関なので後述する転職エージェントと比較するとサービス面で劣る、担当者が必ずしも専門的な知識を持っているとは限らない点などが挙げられます。

そしてもうひとつ、転職エージェントです。無料で登録・利用できるサービスで、そのエージェントが抱えている求人を自分でチェックできるだけでなく、担当者(コンサルタントやアドバイザーといった名前が使われています)が本人の希望に沿った求人を紹介してくれたり、面接や職務経歴書の作成といった転職活動のサポートも受けられます。デメリットは、利用するサービスや担当者によって当たり外れがある点です。後は、これまでのコネ・人脈を活用して、個人的に情報を入手する方法もあるでしょう。ひとつに絞らずに、これらをうまく使いこなすのがコツです。